当社の塗装工事は一般的な塗装業者の工事費と比べ20～40％ほど割安です。
しかし、当社は「塗装業界の相場価格が高すぎるのであって、当社のご提案価格が割安なわけではない」と考えております。

はっきりと申し上げますが、今の塗装業界は努力が足りません。

若しくは間違った努力をしているといってもいいかもしれません。

同じ業界にいるからこそ、その部分に気づいてしまい「一つの現場からいかに効率よく利益を上げるか」という様な、悪徳業者まがいの塗装相場に弊社は強い違和感を覚えてしまいます。

また、塗装スタッフを「職人」と呼び、自社施工を「職人仕事」として高い志とプライドを持って施工にあたることはよいと思いますが、自社の理想をカタチにするために費用が割高になっているという現実を直視せず、「職人仕事だから高くなってしまうのは仕方がない」という風潮にも違和感を覚えます。

企業として利益を求めることは当然かもしれませんが、適正価格とは企業にとって都合の良い価格ではなく、
お客様にとってお求めやすく、納得できる価格を言うのではないのでしょうか？

少し話は変わりますが、誰もがご存じの通り、飲食業界には「早い！安い！うまい！」を掲げそれを体現する企業が無数に存在しております。回転寿司は安さを維持しつつ、日々品質は向上しており、焼き肉やしゃぶしゃぶは安価な食べ放題がスタンダードになりました。

また、ファーストリテイリングが運営するユニクロやGUは、かつては庶民のあこがれであったカシミヤのセーターやダウン素材のアウターを「安価かつ高品質」で提供し続けております。

その他にも、100円均一のお店やジェネリック医薬品等、多くの業界で、様々な企業が「お客様により良い商品をより安く届けたい」という情熱をもって、常に努力を怠らずに進化を続けております。

このように、他業界では何年も前に「安かろう。悪かろう」の時代は終わりを告げており、逆に
「安くて良い物」を提供するために努力することが当たり前となっております。

しかし塗装をはじめとするリフォーム・建築業界は、「職人」という言葉に守られ「一生の物だから」というお客様の気持ちに付け込むように、業界が一丸となって自ら「安かろう。悪かろう。」を喧伝し続けております。それは自らの既得権を手放さない為の努力であり、残念ながらお客様に対する真の努力ではないと当社は考えます。

しかし、一方では大手ハウスメーカーからの下請け工事なら、当社がお客様にご提案する価格と遜色のない価格で対応する業者が多くおります。当然ハウスメーカーの仕事で手抜き工事がまかり通ることはありません。つまり当社のご提案する価格は、ハウスメーカーが提供するレベルの適正な塗装を実施するにあたり、決して実行不可能な価格ではなく、一定の能力がある業者ならば実現可能な価格なのです。

では、下請け工事であれば実現可能なその価格感を、その価格感のままお客様にご提案できるように真剣に企業として努力を続けた場合には、当社の価格感でも「安かろう。悪かろう。」ではなく、
「塗装の相場が高く、当社の価格が適正」と言えるのではないでしょうか？

当社は、業界が既得権を手放し、お客様のためを思う真の努力をすれば、多くの業者が当社の価格をお客様に提供することができると確信しております。またそのような努力を積み重ねれば、結果的に割高な料金を提示し、手抜き工事行う悪徳業者は駆逐され、業界はより一層発展すると考えております。

業界の本当の意味での発展と、お客様の笑顔の為に、当社は当社の信念を貫きます。

それが当社の考える「当たり前を当たり前にやる」ということです。